スーパーロボット大戦

〜OVER THE GOD〜

第四章         宇宙混沌編

第六話 復讐の銃口

 

アーガマとアークエンジェルは無事、ステルヴィアにたどり着くことに成功した。

ステルヴィアとはかつてのグレートミッション・・・イージス計画において主軸となっていたファウンデーションである。

そこは宇宙軍の訓練校としての機能を兼ね備えている。

ただ、他と違いファウンデーションは宇宙開発公団が出資し設立された学校であるということだった。

つまりはGGGの一部なのである。

その為にティターンズも積極的な介入が行えずにいた。

更にGGGはエゥーゴよりの組織でありその為に付近を行動していたアーガマとアークエンジェルが補給を受けることも可能となったのである。

ただし、それは最重要機密事項である。

ステルヴィアがエゥーゴに協力しているなどということが学生たちに知られることは許されない。

学生たちの口から漏れる可能性もあるが、なにより、ステルヴィアが戦争に一端でも加担しているという事実を教えられるはずも無かった。

ここではエゥーゴとティターンズ、ザフトの対立をほぼ関係なく教育が行われている。

それは来るべき更なる脅威との戦いのためであった・・・

 

キラはドックから懐かしいステルヴィアを眺めていた。

眺めるといっても完全に隔離されたドックなので中へは入ることが出来ない。

それゆえに会うことは適わないのだ・・・

「キラさん」

突然、目の前にディスプレイが出現しルクティの顔が映し出された。

「ルクティか・・・どうしたんだい?」

「いえ、寂しそうだったんで・・・確か、キラさんはここに来たことがあるとか」

「聞いたの?うん、イージス計画のときにね・・・その時に知り合った人とかいるんだけど・・・元気かなって」

キラはそう呟きながらストライクに目を移す。

あの時、まさか自分がガンダムの名を冠するMSに乗るなどとは思ってもいなかった。

ただ、地球を救う作戦に少しでも手助けできてそれだけで嬉しかった。

だけど・・・力を振るって戦って皆を護る時、あのときほどの高揚感は宿らない。

「君はイージス計画に関わっていたのか」

そこにカミーユがやってきて尋ねた。

「貴方は・・・カミーユさん」

「あぁ、あれに関わってたってのは少しうらやましいな」

「そんな。僕は少しプログラムをいじっただけでそんなたいしたことはしてないですよ」

「それでもさ。オレはあの時、ただ、光を眺めてることしか出来なかったから」

イージス計画に携わった。

それは一種の誇りだ。

地球の命運を賭けたあの作戦。

地球連邦が設立された瞬間から決定していた作戦に関わるということは。

それに宇宙に住むものも、地球に住むものも、関係ない。

「それでキラさんはその時に会った人と会いたいんですって」

「そうなのか?」

「えぇ・・・でも、艦長には謝られましたし。流石に連邦軍とエゥーゴの戦艦がステルヴィアにいることが知られるのはまずいって」

「だったら直ぐに服を着替えて来い」

カミーユの突然の言葉にキラは目を丸くした。

「え?」

「俺たちだってここの生徒とあまり変わらない年齢だろ。服さえどうにかすれば大丈夫」

「でも、ステルヴィアには制服が」

「だったら何処かで調達すればいいさ。それまでの間、そのパイロットスーツだと目立つだろ」

現在、キラは調整などの為にパイロットスーツを着ていた。

確かにその姿では目立ってしまう。

「って、まさかステルヴィアに潜り込むつもりなの。そんなことしたら艦長に怒られるし。ドアにはロックだってかかってるし」

「それは大丈夫ですよ。私とキラさんがいれば」

「ルクティ・・・君、プログラムは書き換えられないって」

「専用の装備があれば問題ないです。ちょっと、手間取るかもしれないですけど」

ルクティは何の悪意もないという表情で微笑んだ。

「・・・これからはルクティにプログラムを悪戯されないか気をつけないと」

「違いない」

「酷いですよ。そんなふうに見てたんですか!?」

キラとカミーユが笑いあい、ルクティは心外だと叫んでいた。

 

ロックはいとも簡単に外れた。

まぁ、ほとんどはキラの功績だろう。

そのあまりに早いタイプスピードと一瞬にシステムを封じ込める能力は恐れ入る。

天才ハッカーとは正にこのことだと痛感していた。

「もしかして、一人でステルヴィアの制圧とか出来るんじゃないのか?」

「流石にそこまでは・・・」

カミーユとキラが歩きながら話している。

ルクティは目立つという理由からキラがもつポケコンに隠れていた。

「とりあえず、制服を手に入れるか」

「流石にそれは良くないんじゃ・・・」

「だけど、流石に私服でうろつくのは目立つだろ」

「僕としてはシマちゃんに会えればいいというか・・・別にあうつもりもなかったし」

「じゃあ、なんでついてきたんだ?」

「いや、無事ならそれでいいんだ。知ってる人がいなくなるっていうのは寂しいから」

キラの言葉をカミーユは良く分かる気がした。

同じく日常生活から突然、戦争という、渦中に巻き込まれたのだ。

何時、誰が死んでも可笑しくないという世界に。

「でも、このステルヴィアってのは全く戦争とは関係ないらしいし問題はないんじゃないのか?」

「いや、そうだと思うんだけど・・・そのシマって子、あのイージス計画で英雄になってたから」

「イージス計画の英雄・・・シマってもしかして片瀬シマのことか?」

「うん、あの時、なんか勝負を挑まれて・・・悩んでたみたいだけど、凄いことしたなって」

「確かインフィニティっていうスーパーロボットクラスの機動兵器に乗ってスーパーロボットたちを支援したんだよな。

まさか、彼女と知り合いだなんて」

カミーユは驚きを隠せないでいた。

イージス計画の後、スーパーロボットたちと一緒に地球を救った英雄としてステルヴィアの予科生、片瀬シマの名は全宇宙に轟いていた。

まぁ、ほぼ連邦軍のプロパガンダに近かったがそれでもあの年の学生が頑張ったと聞いて湧き上がったものだ。

「知り合いって言っても本当に知ってるだけだけどね。でも、あれだけ騒がれてたしもしかしたら戦争に参加させられてるんじゃないかって」

「まぁ、ありえない話ではないと思うけどそういう噂もきかないし大丈夫なんじゃないか?」

「そうだと思うけど」

「まぁ、ここまで来たんだしあわないと意味ないからな」

二人はここまで来てあわないで帰るのもなんだと歩いていった。

 

ステルヴィアは通常のコロニーとは全く違っていた。

最新のテクノロジーで造られコロニーとは比べ物にならないほどに設備がしっかりしている。

一般人が住むだけのコロニーとエリートとも言える生徒が通う学校では根本的にお金のかけ方が違う。

「こんなテクノロジーがあるもんなんだな」

「えぇ、僕も最初に来たときは驚きました。快適さを追求してるのかわかりませんけどそういう表面的なものではアークエンジェルでも適いませんよ」

「最新型の軍艦以上か・・・すごいところだな」

完全におのぼりさんという調子で二人はあたりを見回している。

しかも、私服なのだ。

完全に目立っていた。

「あぁ〜〜!!」

突如として声があがり二人が一斉にその方向を向いた。

そこには見知った顔が立っていた。

「シマ・・・ちゃん?」

「キラくん!?キラくんだよね。久しぶり、どうしたの。また、なんか助っ人として呼ばれたの?」

シマは駆け寄ってきてキラの手をとって再会を喜んでいる。

「ちょっと、用事があってね。元気そうでよかった」

「キラ君も。あっ、そうだ。紹介するね」

シマは少し後ろで待っている一人の少年を呼んだ。

「光太くん。キラ君だよ、グレートミッションのときにお世話になった」

「あぁ、あの時、シマちゃんと引き分けたって言う」

光太と呼ばれた少年は興味深げにキラをみていた。

「キラ=ヤマトです」

「僕は音山光太。予科生のパイロットをしてます」

「それで私の恋人です」

シマは光太の腕を組んで嬉しそうに告げた。

「恋人!?」

「驚いた?」

「う・・うん、シマちゃんってそういうの疎そうだったから」

「酷いなぁ。確かにそうだけど・・・」

二人は久しぶりの再会に会話を弾ませていた。

 

「へぇ、カミーユくんってどこかで見たことあるって思ってたけどあのジュニアモビルスーツの連続優勝者だったんだ」

シマはカミーユの経歴を聞いて驚いていた。

ジュニアモビルスーツとは学生たちが自分で作成したMSで競いあう競技である。

カミーユはその大会で二回連続優勝経験があった。

それが今のガンダムMk2の操縦に繋がっているのである。

「いや、あのイージス計画を成功させた君たちに比べれば大したことないよ」

「そんな・・・私たちはただ、スーパーロボットたちの手伝いをしただけで」

シマは少し照れているようだ。

あれだけ騒がれてもまだ、あのことを言われると謙遜しているらしい。

「でも、キラくん、元気そうでよかった。今、エゥーゴとかティターンズとかって色々とごちゃごちゃしてるじゃない。

実際に戦闘が行われてるってきいて不安だったんだ」

「・・・・・・・」

キラは答えるのに少し躊躇した。

なにせ無事ではない。

実際に戦闘に巻き込まれ・・・そして、戦ったのだから。

「キラくん・・・?」

「いや・・・僕も安心したよ。シマちゃんが元気そうで」

「そりゃステルヴィアは安全だもの。確かに少し外でやる訓練はへっちゃったけど」

「うん、気をつけてね。一体、何時何が起こるかわかんないから」

「・・・キラくん?」

キラのその悲しそうな瞳にシマは不安を覚えた。

「キラ、いこう」

「そうだね・・・それじゃ、僕たちはこれで」

「う、うん・・・キラくんも気をつけて」

シマはキラが今にも消えてしまいそうな錯覚を覚えた。

それで不安になりそういうしかなくなっていた。

「大丈夫だよ。それじゃ、また」

キラはそういうとカミーユの後をおって歩いていった。

「・・・あのキラって人。何しに来たのかな?」

「・・・手伝いじゃないの?」

「なんの?もう、グレートミッションは終わったのに」

「う〜ん・・・でも、キラくんは凄く優秀だから何処でも欲しがると思うよ」

「なにせシマちゃんと互角だものね」

「もぉ、光太くんってば・・・」

シマはそんなやり取りの間でも少しキラの安否が気になっていた。

 

 

アーガマ内でアラドはクワトロに尋問を受けていた。

尋問といっても拷問ではない、器具も薬も使わない。

ただ、話を聞いているだけだ。

「では、君はそのスクールというところでMSやPTの操縦訓練を受けてきていたのか」

「はい・・・やっぱ、俺、捕虜ってことですか?」

「いや・・・話を聞いていてわかったが君はティターンズのやり方に対して反感を覚えていたようだね」

「反感っていうか・・・ただ、あの何もかもしばりつける考え方に疑問を感じていただけです」

「君のそのものの考え方はいい。その純粋さはとても強い力だと思う」

「あの・・それって・・・」

「率直に言おう。君にエゥーゴのパイロットとして戦ってもらいたいのだ」

「エゥーゴの・・・ですか!?」

アラドはそのクワトロの言葉に驚いた。

なにせ敵対しているティターンズのパイロットを味方側に引き込もうというのだ。

「別に無理やり、戦わせようというわけではない・・・ただ、君の護りたいものを守るためにはどうしても力は必要だと思うがね」

「!!!どうして!?それがニュータイプって奴ですか?」

「ニュータイプはエスパーというわけではないさ。君の心をよめるわけではない。ただ、君の話をきいていてそう判断しただけさ。

その判断に間違いはなかったようだがね」

「・・・さすがですね。でも、やっぱり戦えません。ティターンズは好きじゃないけど・・・だからって戦えない」

「そうか・・・気がかわったら何時でも言ってくれ。それまでは軟禁状態となってしまうがすまないな」

「・・・いえ、あたりまえですから」

クワトロは話を終えるとそのまま、退室していった。

 

「クワトロ大尉!今の話は本気なんですか!?」

ツグミがクワトロに問いかける。

「もちろんさ。少しでも多くの戦力が欲しい状況だからね。彼は確かに未熟だが磨けば光ると感じている。

それにこの中でPTを操縦できるものは彼ぐらいのものだ。あのバニシングトルーパーをこのまま、眠らせておくのはもったいないと思うがね」

「確かにそうですけど・・・」

ツグミは後ろにいるアイビスに視線を送る。

アイビスは不機嫌そうに鼻をならすと歩いていってしまった。

「す、すみません。クワトロ大尉!」

ツグミは頭を下げるとアイビスをおって走り去っていった。

「さて・・・どうしたものか・・・」

クワトロは扱いにくいパイロットたちに少し頭を痛めていた。

 

 

ステルヴィア近海

「艦長、ステルヴィアを目視できる位置まで着ました」

銀髪の少女が淡々と告げる。

「それじゃ、ちゃっちゃと補給を済ませて火星まで向かっちゃいましょう」

明るいというよりも何も考えてないようなあっけらかんとした声で女性が告げる。

白き機動戦艦・・・ナデシコはステルヴィアへと向かっていた。

火星を目指すとしてもいくら、ナデシコといえども無補給で到達できるわけではない。

ナデシコはネルガルの根回しによりステルヴィアで補給物資と人員を補強することとなっていた。

そこにどんな取引があったかは不明だがステルヴィアとしては火星の救援作戦であるスキャバレリプロジェクトは協力に値するものだった。

火星にはステルヴィアと同じファウンデーションが存在している。

だが、木星トカゲの出没する火星宙域に到達するにはステルヴィアの戦力では不可能だ。

連邦軍もティターンズの横行やザフトの問題で戦力を割く余裕が無い。

故に手を組んだ。腹黒いネルガルとも。

 

しかし、物事がそんな上手く進むはずも無い。

 

「ステルヴィア周辺にバッタが出現!?」

「はい、ボース粒子反応を確認しました。間違いなく木星トカゲです」

「くっ・・・既に感づいているというのか・・・オーバビスマシンを発進させろ。インフィニティもだ」

 

「戦闘!?相手は一体、誰なの!?」

アークエンジェルのブリッジでマリューが叫ぶ。

まさか、ステルヴィアが戦闘に突入するなどとは思っていなかったのだろう。

クルーたちも慌てふためいている。

「木星トカゲです」

「木星トカゲ・・・?それは一体?」

「良くわかりませんがアークエンジェルはそう識別しています」

「私たちの知らない未知の敵をアークエンジェルは知っているというの?」

「アークエンジェルは連邦軍の切り札ですからね。しかし、クルーである我々にも伝えられていないとは・・・何者なんでしょう」

「とりあえず、木星関連らしいことはわかるけど・・・」

しかし、敵が迫っているからとはいえステルヴィアが迎撃している以上、アークエンジェルもアーガマも動くことは出来ない。

 

木星トカゲのバッタとステルヴィアのオーバビスマシンが戦闘を繰り広げていた。

どちらもバリアもちの小型戦闘機。

ほとんど、こう着状態で戦闘が続いていく。

攻撃力が防御力についていっていないのだ。

これでは、いくら当てられるとはいえ無意味になってしまう。

しかし、その均衡を崩す存在が現れた。

巨大な体を持つ青色のマシン・・・インフィニティがバッタのディストーションフィールドを突き破り、装甲を切り裂く。

爆発、四散しバッタは宇宙の藻屑となった。

「あれは無人機みたいだから遠慮はいらない」

光太は高速で飛び回るバッタを捕らえ次々に重力フィールドを纏った手刀で引き裂いていく。

「でも、数が多すぎるよ」

レーダーには無数のバッタの反応。

一つ一つは弱いとはいえ、こうも束になられては消耗戦を強いられてしまう。

一体、何時まで続くのか・・・先の見えぬ戦いにシマは不安を隠せないでいた。

「大丈夫・・・こんなのがいくらきたってインフィニティの敵じゃない」

インフィニティはビームキャノンを構えるとトリガーを引いた。

高出力のエネルギーが宇宙を貫きバッタを消滅させていく。

ディストーションフィールドなどくその役にもたたない。

圧倒的な出力が全てを無にかえしていった。

 

ナデシコはその光景を目の当たりにしていた。

「現在、木星トカゲとステルヴィアが戦闘中。どうやら、インフィニティが迎撃にあたっているようです」

「あの光を出したのがインフィニティ」

「そうです。データによればグレートミッション中に出現した100kmクラスの巨大隕石を一撃で破壊したとか・・・スーパーロボットって奴ですね」

「それじゃあ、ナデシコも負けてらんないね」

「そうですね。折角の補給物資を失うのもなんですし・・・支援とかはっきりいって無駄そうですけど」

「それでもいくの。なんたって私たちにアキトついてるんだから」

「艦長、意味がわかりません」

ナデシコは戦闘宙域に到達するとエステバリスが出撃する。

ナデシコに搭載されている唯一の機動兵器。

ネルガル重工が誇る新型の機動兵器でMSを上回るコストパフォーマンスと小型化、フレーム換装による汎用性の強化がうりの機体だ。

動力がナデシコから出ている重力波ビームなのでナデシコの範囲内でしか行動できないがその中でエネルギー切れが起こる心配が無いという利点もある。

その艦載機、二機はバッタに向かって飛び出していった。

「よぉっし、今日こそこのダイゴウジ=ガイのデビュー戦だ。気合、いれていくぞ!アキト!!」

「お・・・おぅ!!」

0Gフレームへと換装されたエステバリスがスラスターをふかして戦場を駆ける。

ラピッドライフルから弾丸を吐き出し、イミディエットナイフで切り裂いていく。

二機のエステバリスは的確にバッタを破壊し続けていった。

 

「増援・・・あれはナデシコ」

「あれが・・・私たちの乗る船」

光太とシマは宇宙を進む白い船に目を奪われていた。

 

「やはり、バッタごときでは相手にならないか・・・」

「しかし、今の木連にこれ以上の戦力は期待できません」

「では・・・私が出るとしよう。それとMSを一部、借りていくぞ」

「わかりました。ではゾロを五機と例の女を・・・」

「彼女か・・・わかった」

 

バッタの軍勢を相手にするインフィニティにビームの閃光が走る。

「!」

咄嗟に光太はぐラヴィティウォールを展開しビームを歪めてずらした。

閃光は闇へと吸い込まれていく。

「光太くん。高速で敵が・・・」

「わかってる・・・これはMA!?」

レーダーの反応はMSの常識以上のスピードでインフィニティに迫った。

だが、さほど驚くほどのスピードではない。

「これなら」

当てられると判断しインフィニティはビームキャノンを放つがそのMAは回避した。

連続して撃つもまるで何処を狙っているかわかっているかのようにそのMAは回避し続ける。

「速い!?」

「違う・・・読まれてるんだ!」

そのMSはインフィニティに接近するとMAからMSへと変形する。

二人は今までの常識的なMSとは違う行動に驚いた。

可変するMSの存在など知らない。

その驚きが更に隙を生み、そのMSのビームサーベルにインフィニティの装甲が削られることとなった。

「くっ・・・腕が・・・」

「損傷はそれほどでもないけど・・・反応が遅れてる」

傷ついた腕はインフィニティの動作の中で遅れていた。

更にそれが仇になり連続して攻撃を食らっていく。

ビームライフルのビームはグラヴィティウォールでどうにか防いでいたが完全な防戦になっていた。

 

「くそっインフィニティがピンチだ!」

ガイが増援に向かおうとするがその前に赤いMSが立ち塞がる。

キツネのような細い目をしたMSは肩からワイヤーを放つ。

そのワイヤーがエステバリスの脚に絡みついた。

そして、強力な電撃が浴びせられる。

「ぐわあああああ!!」

エステバリスの脚は過負荷に耐えられずに爆発。

その衝撃で投げ出されていった。

「ガイ!!こんのっ!!」

アキトのエステバリスがラピッドライフルを放つもそのMSは回避する。

攻撃の隙に乗じ、接近していたもう一機のMSがビームライフルを放った。

ビームはディストーションフィールドに弾かれたがもし、それが存在しなかったら確実にコクピットを打ち抜かれている。

「・・・・」

アキトは息を呑んだ。

何時の間にか5機のMSに囲まれている。

 

戦況はMSの出現により一気に劣勢へと追い込まれていった。

ビアンカ、ケイティたちはバッタと戦闘していてインフィニティとエステバリスの援護になど迎えそうに無い。

便りのインフィニティとエステバリスは未知のMSの性能に完全に押されていた。

特にインフィニティと戦う可変型のMSの力は確実にエース級である。

 

「艦長!ストライクが!」

「!ハッチを閉じなさい。早く!!」

「ダメです。システム制圧されています」

「そんな・・・キラくん!何をしようとしているのかわかってるの!!」

マリューは通信機でストライクガンダムに乗るキラに怒鳴る。

キラは今、無断でストライクを持ち出しあまつさえ出撃しようとしていた。

「わかってます」

「だったら、早く降りなさい。ここで出て行けば私たちがここにいることがばれてしまう。

そうすればステルヴィアはティターンズに対して弱みをもってしまうことになるのよ!」

「そんなの・・・あそこで戦ってるのはシマちゃんなんだ。それを見殺しにするなんて・・・できません!!」

エールストライカーがストライクの背中に装備され飛び出した。

その後を二機、追随する。

カミーユのMk2とルクティオンスだった。

「カミーユ!?、ルクティ!?」

「キラさん!私たちも戦います!!」

「あぁ・・・なんか嫌なプレッシャーを感じる。あのインフィニティと戦っているMSは危険だ」

「・・・うん!」

三機は光の尾を伸ばし戦闘宙域へと突入した。

 

「くっ、ジェネレーターが負荷に耐えられない。このままじゃグラヴィティウォールが」

「わかってる・・・なんで、見えてるのに当たらないんだ!?」

インフィニティはビームキャノンを放つがMSにはかすりもしない。

そして、MSがビームライフルを構える。

もはやグラヴィティウォールは死んだも同然・・・この一撃を食らえば全てが終わってしまう。

絶体絶命の最中、割り込むようにビームの帯が通過する。

MSは急激な反転でそれを回避した。

体制が崩れる。

そこに白い機体が迫った。

「やめろぉ!」

エールストライクは最大速度でMSに突撃する。

瞬間、ビームサーベルとビームサーベルが激突し激しい火花を散らした。

「早く、逃げるんだ。シマちゃん!!」

キラがインフィニティに呼びかける。

「!!・・・その声・・・キラくんなの!?キラくんがその・・・ガンダムに?」

「今はそんなことを話してる場合じゃない。早く!!」

キラが焦って叫んだ。

何度か剣を交えたが相手の力量が計り知れない。

どうにか抜かれずに済んでいるが何時、抜かれても可笑しくなかった。

その瞬間・・・MSがストライクの下を抜けてインフィニティに迫った。

「!?」

「させるかよぉ!!」

遅れて近づいていたMk2が間に入り再び受け止める。

「こいつぅ!!」

カミーユは敵意をむき出しにして挑みかかった。

「なんだこのパイロットは・・・」

敵のMSのパイロットはそのカミーユの敵意を感じ取り不愉快に感じていた。

「こんな生の感情で戦うなど・・・人に品性を求めるなど不可能ということか」

「なんだと!感情のままに戦って何が悪い!思いは力なんだ!!」

カミーユは相手の言葉に激情する。

キラさえ押されていたMSを圧倒し始めた。

性能の低いMk2で。

「今のうちに!」

「う・・・うん」

インフィニティはキラの言葉に従いステルヴィアへと帰還していった。

「くっ・・・インフィニティをとりのがすとは」

「貴様ら何者だ!ティターンズなのか!?」

「流石にガンダムを一度に二機相手にするのは得策ではないか・・・しかし、あれがストライク・・・機動性で私のメッサーラの上をいくだと・・・

コーディネイターどもの技術力も侮れんということか」

メッサーラはMAへと変形すると即座に戦闘宙域より離脱する。

「待て!」

「ダメだ。カミーユさん。あの速度じゃ追いつけない」

「くそ・・・」

カミーユは何時にもまして不機嫌という様子ではき捨てた。

 

「いきます!」

ルクティオンスのフラッシングガンがMSを撃ちぬく。

「そこだ!」

アキトのエステバリスがイミディエットナイフでMSの頭部を貫く。

ルクティオンスの加入により膠着状態を打破。

即席の連携でMSを撃破していく。

しかし、そう思うままにはいかない。

奇襲により混乱していたが相手はたちまちにフォーメーションを維持。

的確な攻撃を仕掛けてきた。

「データ照合・・・ザンスカール帝国のゾロ!?なんでこんなところに!?」

ルクティはデータベースにより判別した敵に驚愕した。

ザンスカール帝国は現在、地球連邦に対し独立戦争を仕掛けている相手である。

だが、MSの性能でティターンズすらも凌いでおり劣勢を強いられている相手だ。

現在では主に地球のヨーロッパ地方を中心に攻撃しており宇宙での活動は少なかったはずだが・・・

「サイド2よりも随分離れたこんなところまでご苦労様ですけど・・・落とします!!」

ルクティオンスはリフレクションビームライフルで攻撃するも回避されてしまう。

機動性がジムやハイザックなどよりも格段に高い。

ザンスカールの技術力は連邦の上をいっているということ・・・

しかし、ルクティオンスはそんじょそこらのMSとは違う。MSではないが。

その性能ではガンダムタイプに匹敵するように造られているのだ。

「敵軌道予測・・・オープンアイズ、オールロックオン!!」

ルクティオンスのロックオン機能が全ての敵を捕らえる。

肩部後方に設置されたミサイルポッドを上部へスライドさせシャッターを開ける。

そして、ミサイルは光の尾を放ち敵機へと吸い込まれていった。

縦横無尽に動くゾロだが高速高機動のミサイルを回避仕切れずに二機が炎に包まれた。

逃れた一機がルクティオンスの背後に回りこみビームライフルを放った。

だが、ルクティオンスはまるでその動作がわかっていたかのように回避する。

その反応速度はNTに匹敵していた。

「データはそろってます。だから、負けません!」

ルクティオンスの指先から収束されたビームが伸び剣ならぬ光の爪へと変貌する。

背部スラスターをふかし高速でゾロと交差。

同時に装甲を切り裂いた。

ゾロの動力部を真っ二つにしエネルギーが暴走、爆発四散する。

「すげぇ・・・あのMS・・・かどうかよくわかんないけど。あのロボットすげぇ」

アキトはルクティオンスの戦闘に感心していた。

まだまだ、素人のアキトにはその戦いは神業に映っている。

「あはっ、ありがとうございます!」

ルクティはその音声を拾って感動の余り返事を返した。

いきなり、ディスプレイいっぱいに映し出されたルクティのアップにアキトは驚いている。

「うわっ!君があのロボットのパイロットなのか?」

「いえ、違いますよ。私はルクティオンス自体です」

「・・・?どういう意味?」

「それはですね・・・」

ルクティが説明しようとするとレーダーに熱源反応が映る。

ルクティオンスは咄嗟にスラスターをふかし回避機動をとる。

だが、そのギリギリ、横をビームが通り過ぎていった。

「!強敵って感じですね」

ルクティは率直な感想を述べ、迎撃体制をとる。

だが、それよりも早く、敵はルクティオンスの懐に飛び込んできていた。

「はやっ!!」

「遅い!!」

敵機は指先から伸びるビーム刃で切り裂こうとするがルクティも負けじとビーム刃でそれを防ぐ。

ビームとビームの激突が干渉し二機を反発させて吹き飛ばす。

「ロックオン・・・データ照合・・・???」

ルクティはその視界に写る敵機に驚いた。

その機体はルクティオンスに似ていた。

「同型・・・?そんな博士はそんなこと」

戸惑うルクティに敵機は連続してフラッシングガンを放った。

超高速の弾丸がルクティオンスの装甲の一部を吹き飛ばす。

「その程度かルクティオンス!!」

ルクティに直接、敵機が話しかけてきた。

ディスプレイに女性の顔が映し出される。

「・・・どなたですか!?」

ルクティが叫ぶとその女性は少し悲しげな目をした。

だが、直ぐにそれを戻すと睨み返す。

「私はルーク=エルヴィ・・・貴様を破壊する者だ」

そう、ルークが告げるとその乗機であるヴェルゼリオスは肩に装備されている折りたたみ式のレールガンを引き出す。

「私を破壊・・・?誰なんです。どうして、私を!?」

「貴様を見ていると不愉快なのよ!!」

ルークは簡潔に述べると迷わずレールガンを放った。

電磁力で加速された弾丸が瞬間的にルクティオンスに届く。

右腕が貫かれ宇宙へと散った。

「ぐっ!?」

「痛みを感じているような反応をするな!機械が!!」

ルークが叫ぶとヴェルゼリオスの背部に装備されたミサイルハッチが開き一斉に放出される。

狙いはもちろん、ルクティオンスだ。

「やめろぉ!!」

呆然とするルクティオンスの前にエステバリスが立ち塞がる。

そして、ディストーションフィールドを全開にし壁となった。

ディストーションフィールドに触れたミサイルは爆発しプラズマ球へと変貌する。

超高熱はディストーションフィールドを侵食しようとするが何とか持ちこたえる。

「邪魔をするな!貴様は関係ないだろ!」

「あぁ、ないさ。だけど、助けてもらった相手を見殺しになんか出来るかよ!!」

エステバリスがスラスターをふかしヴェルゼリオスに突撃する。

「そんな小型機に・・・!」

ヴェルゼリオスがレールガンを放つがエステバリスのディストーションフィールドが弾道をそらし届かない。

「うおおお!!ゲキガンフレアァァ!!」

ディストーションフィールドを全開にしエステバリスがヴェルゼリオスに突撃をかける。

空間歪曲フィールドはヴェルゼリオスの装甲に圧力をかけ引きちぎっていく。

「くっ!!」

その危険性に気づいたルークはどうにか回避するもかなりの損傷を食らっていた。

「貴様・・・」

反転し再び向かってこようとするエステバリスにヴェルゼリオスは背部にしょっていた大型のビームキャノンを取り出した。

「止めてください!!」

それをルクティオンスのリフレクションビームライフルが狙う。

「どうした?引き金を引かないのか?」

ルークが挑発するようにルクティに尋ねる。

「引きません。貴方のことを教えてくれるまでは・・・どうして、私を壊そうとするんです。それから、その機体・・・私と一体、どんな関係が?」

「・・・壊す理由はただ一つ。貴様は存在してちゃいけないのよ。それとこのヴェルゼリオスは貴方の兄弟機・・どちらかという姉妹機といったほうがいいのかしらね」

その返答にルクティは少なからずショックを受けていた。

面と向かって自分の存在を否定されて嬉しいわけが無い。

「なら・・・私は貴方を壊します。私が壊れるわけにはいきませんから!」

ルクティが引き金を引こうとしたとき、強制的にロックがかけられた。

「!!コードFK!?博士、どうして?」

ルクティが通信でハーディンに尋ねる。

直ぐに返答がきた。

「ダメだ。ルクティ、彼女を殺しちゃいけない」

「博士!?でも、彼女は敵です」

「敵じゃない。敵じゃないんだルクティ」

「博士?どうしてです。理由を教えてください」

「それは・・・」

ハーディンはそこで口ごもってしまった。

「まぁ、今日は退散させてもらう。一人であの小型機とガンダムを二機も相手に出来ないからね」

ルークは接近するMk2とストライクにみると即座に戦闘宙域を離脱していく。

「あっ!?」

「追うな。ルクティ」

ハーディンの命令に逆らえないルクティはそのまま、待機した。

静寂だけが宇宙を覆っている。

 

 

「私たちがナデシコと共に火星へ!?」

マリューは突如、地球連邦軍から届いた命令に驚いていた。

まさか、ステルヴィアに直接、アークエンジェルの命令がくるとは思っていなかったし

エゥーゴと行動中ということもあり完全に極秘だったはずだが。

「そういうことだ」

ステルヴィアのシロガネ大尉が簡潔にそう告げる。

「ですが、本艦は対ザフトの為に開発された船のはず。何故、また火星へ?」

「そうか・・・知らないのだな君は火星の状況を」

「火星の状況?」

「火星圏は現在、木星トカゲと呼ばれる謎の軍に壊滅されている」

「壊滅!?」

「グレートミッション直後の奇襲だったそうだ。そのためにエネルギーが不足していたスーパーロボットは戦闘を行う間もなく敗退。

火星のコロニーやファウンデーションとも連絡はとれない状況になっている」

「そんなこと・・・どうして」

「ザフトやザンスカールですら手一杯のこの状況の中でいらぬ混乱を避けるためだ。幸いにも奴らは地球圏へはさほど攻撃してきていない。

既に進入しているゾンダーやガルファに比べてもその機動兵器は現状のものでも相手にできるものだしな」

「ですが・・・だからといって我々が火星にいく理由がわかりません」

「まがりなりにもスーパーロボットを敗北へと追い込んだ相手だ。ナデシコとインフィニティだけでは心もとない。

だが、我々でもそれ以上、さける戦力がないのでね」

「さける戦力がない?」

「そのままの意味だ。今の地球圏はかつての大侵略戦争と同等の混乱に陥っている。それだけでもわかるな」

「はい」

かつて、経験しているからわかる。

あれほどの状況でなら各地で敵と抗うので手一杯だ。

「そこで丁度、ナデシコと直ぐに合流できる位置にいる貴艦に命令がきたわけだ」

「しかし、現状の我が艦の戦力はさほど高くはありません」

「エゥーゴからはガンダムMk2とルクティオンスが派遣されることとなっている」

「あの二機をですか!?しかも、エゥーゴとなんてそんなこと本部が言うはずが」

「ラミアス大尉。これは正式な命令だ。ちゃんとした上層部からのな」

「・・・しかし、ストライクのパイロットは民間人の少年です」

「だが、正規のパイロットよりも高い数値を出している」

「ですが!」

「くどいぞ!これは命令なんだ!」

マリューは仕方なく頷くしかなかった。

命令は正式な手続きを基に送られてきたもの。出所はわからないが従わないわけには行かない。

「すまないな・・・だが、一刻も早く火星の人々を救いたいという気持ちで動いていることだけはわかって欲しい」

「・・・そうですね。敵の占領下にある火星はここよりも危険のはず。少しでも早い救出作戦は必須ですからね」

「あぁ、だが君たちは偵察だ。くれぐれも大規模な戦闘は行うな。囲まれたらおしまいだぞ。

とにかく、大空魔竜の安否さえ確認できれば良い。あの船ならおそらく、単独でも戦い続けていると思うがな」

「わかりました」

マリューはそう告げると通信をきった。

そして、重い息を吐く。

確かに火星は放っておけない現状だ。

しかし、どうにも解せない命令であることだけは確かだった。

アークエンジェルの本来の用途からも逸脱しているし何しろ人員がそろっていないのだ。

それにストライクはキラのままで運用しろといってきている。

それはカミーユや伝説のパイロット、アムロ=レイの前例があるからそれほど驚きはしないが。

あまり、素直に聞いていて気持ちのいいものでもなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回予告

火星へとたどり着いたナデシコとアークエンジェル。

ネルガルのラボへと向かった彼らの前に木星トカゲが現れる。

そして、突如として出現するガルファの機獣たち。

絶体絶命の危機のなか、巨大な戦艦が彼らの前に現れた。

次回スーパーロボット大戦〜OVER THE GOD〜
第四章      宇宙混沌編

第七話 朽ちぬ魔竜

機械の心は人になにをもたらすのか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インターミション

ルクティ:ということでインターミションです

シマ:オープニングからやっとの正式な登場です

キラ:本当、やっとだね。オープニングはほぼステルヴィアメインだったのに

シマ:まぁ、作者さんはほとんどステルヴィアのことを忘れてるから出すのが面倒そうだったけどね

キラ:そうなんだ・・・

ルクティ:まぁ、ステルヴィアはまだ、なんだかんだで登場早いじゃないですか。まだ、出てないのどれだけあると思ってるんです?

カミーユ:そんなことを言っていたらきりがないけどな

キラ:まぁ、そうだね

ルクティ:まぁ、一番遅い登場作品はなんと五章の最後の最後に登場予定ですからね

キラ:それってこれ作ってて急遽、決まったあれだよね・・・

カミーユ:キラにとっては関係が深い作品だからな

ルクティ:そんなこと言ったらわかっちゃうじゃないですか。一応、内緒なんですから

シマ:あぁ、あれだね。あの影が薄い男の子が主人公の

ルクティ:ダメですって!しかも、少し悪口ですよ

シマ:ごめんなさぁ〜い・・・

キラ:まぁ、話の関係上、僕の立場も変わってくるだろうけどね

ルクティ:なにせ戦いなんて全く終わってない状況からの登場になりますからね

アキト:とりあえずさ。そんな先の話してないで今回の話しに戻さないか?

ルクティ:あぁ、恐らく後半では凄まじい変わりっぷりをみせるはずであろうアキトさん

アキト:あぁ!ダメだってそんなことバラしちゃ!

ルクティ:いいんですよ。そこまで行くかなんてわからないんですから

アキト:それをいっちゃ・・・

ルクティ:それに最期の登場作品よりも早い展開のはずだからまだ、大丈夫です。

シマ:・・・ん?でも、最期ってそれじゃないよ

ルクティ:あれ?

シマ:うん。予定表だとね。それよりも後、第六章から登場の作品が一つだけある

ルクティ:えっと・・・あ!!本当だ。まぁ、これは話の関係上、どうしてもクライマックスに登場させないと

シマ:なにせタイトルにも最期ってついてるもんね

ルクティ:まぁ、二章みてれば容易に想像できるけどね

アキト:あぁ、あれか

ルクティ:まぁ、そんな先の話ばかりしてると本当にきりがないので今回の話。ようやく、キラとシマの再会話ができてひと段落って感じです。

キラ:オープニングで絡ませてたからやりたがってたみたいだからね

ルクティ:あぁ、そうそう。キラさん。フレイさんが出ないからって替わりにしーぽん寝取っちゃダメですからね

キラ:えっ!?そ、そんなことしないよ

シマ:それじゃ光太くんを組み伏せて、「止めてよね。本気で喧嘩したら光太が僕に勝てると思ってるの」とか言っちゃうの?

ルクティ:ああ、それはそれで見てみたい展開

キラ:流石に原作ファンに石投げられるからやめて

カミーユ:そうなると俺が修正するのか?

ルクティ:う〜ん、そのときにいる人、次第かな。結構、色々な人がいるけど

キラ:や・・やらないんだよね

ルクティ:本編じゃね。ここでならやるかも

キラ:ただのネタなんじゃ・・・

ルクティ:それやったら折角、フレイさんださなかった意味なくなっちゃうし

キラ:そういえばフレイもそうだけど。僕の友達がほとんど・・・というか誰もいないんだけど

ルクティ:いるにはいますよ。出てこないだけで

アキト:だからナデシコもオレやガイ、それにユリカやルリちゃんだけなのか

ルクティ:あぁ、でもナデシコ三人娘は存在が消されてますね

アキト:それって・・・ひどすぎるんじゃ

ルクティ:う〜ん・・・ただでさえ人が多いのにそこらへんまでフォローしてだしても話しが破綻するだけだしどうせなら他作品と絡ませたいからってのが理由です

アキト:でも、ガイはいるんだ

ルクティ:はい、死にませんよ。あのきのこみたいな人いませんし

アキト:・・・それじゃオレのモテルってのほとんどないんだ

ルクティ:残念ですが。まぁ、ルリちゃんいるからいいじゃないですか。アキトさんは後半、あれですけどルリちゃんはずっと小さいままです

アキト:それは作者の趣味じゃ・・・

カミーユ:そういえばレコアさんとかエマさんもいないな

ルクティ:まぁ。再現したいイベントに関係ないですからね。あっ、でも人が死ななきゃカミーユさんがハイパー化しないな

カミーユ:それは決定なんだ

ルクティ:はい。そろそろいい加減にしないとネタバレしすぎるんで。今回はこれまで